WEB全般を担当しております、浅野です。
スマホ、PCを使い、Webサイトをみたり、ネットショッピングしたり、オンラインゲームをしたり、ビデオ通話したり様々なことでインターネットが関わっています。
そんなインターネットの世界のなぜを考えてみましょう。

当たり前のように使われているインターネットの実態はどうなっているのか?
なぜ、遠くにあるコンピュータの情報を受け取っているのか?
私たちはどのようにしてインターネットを使えているのか?
色々と疑問が出てくると思いますので、今回は「インターネット」について仕組みや必要になるものをできるだけ簡単に紹介します。
以前、紹介したIT用語については下記リンクをご参照ください。
インターネットとは何か?

端的に言うと通信機器が網状に繋がりあっている通信インフラ、コンピュータネットワークのことをインターネットといいます。
通信機器というのは、情報を電気信号で遠くの場所に送る機器のことです。
通信機器によって、有線ケーブルを繋いだり、無線アンテナで電波を使い電気信号を送っています。
多くの国で通信インフラを持っており、国の通信インフラが互いに接続しあっているので全世界がインターネットで繋がっています。
仲があまり良くない国同士はというと、おそらくですが、中立国が間になっていたり、どこかの国を経由したりなにかしら制限をかけあったりしていると思います。
それでは、全世界に膨大にあるコンピュータの中から自分のスマホやPCだけに欲しい情報が届くのはどうしてでしょうか?
ここでIPアドレスというのが関係してきます。
IPアドレスとは何か?
IPアドレスというのはインターネット世界での住所のようなものです。
何か荷物を郵送するときにお届け先、ご依頼主に住所が使われると思います。
インターネットの世界でもデータを送るのにお届け先(送信先)のIPアドレス、ご依頼主(送信元)のIPアドレスというように住所のように使われています。
インターネットで使われている自身のIPアドレスを調べたい場合は、以下リンクで調べることができます。
XXX.XXX.XXX.XXXと4コ〜12コの数字で「.」を使い区分けされているのがIPアドレスです。
住所だと誰の住所かまでわかってしまいますが、IPアドレスを持っているだけでとどんな人か特定されるかというと一般の方には特定されません。
※ただし、SNSアカウントの乗っ取りなど事件があると、警察が動き誰が利用したかの特定のため運営者に要請があり、利用したIPアドレスが調べられる場合もあります。
因みに、自身のスマホなどにもIPアドレスが割り当てられています。
それに、みなさんがよく利用するgoogleの検索サイトにもgoogleが管理するサーバにIPアドレスが割り当てられています。
googleの検索サイトを利用するときは、google.comとURLを入れていますが、このURLにIPアドレスが紐づいていて、スマホがどこのIPアドレスかを割り出します。
googleの管理するサーバ側も検索サイトに接続してきたスマホのIPアドレスを知ることになります。
それにより、互いのIPアドレスという住所がどこかわかったことで、どこに情報をもらいに行ったらいいのか、どこに情報を送ったらいいのかがわかりgoogle検索サイトが利用できることになります。
次にそのIPアドレスは誰が割り当てているのでしょうか?
回線業者とプロバイダ

自宅や会社などでインターネットを使用する場合にある契約をしています。
それが、「回線業者」と「プロバイダ」との契約です。
「回線業者」は、
インタネットで利用されている通信機器と繋がるために有線ケーブル、モデムなどの設備を用意してくれる業者です。
NTT、KDDIなどの通信会社や、電力会社、ケーブルテレビ会社が「回線業者」にあたります。
※モデムは、光の信号を電気の信号に変換してくれたり、アナログ信号をデジタル信号に変換してくれる機器です。自宅や会社でインターネット回線を使いやすいように電気信号に変換してくれます。
「プロバイダ」は、
IPアドレスを提供してくれる業者のことです。世界で1つだけの花、、じゃなくて世界で1つだけのIPアドレスを発行しています。
さらに、「プロバイダ」ではアカウントとパスワードもIPアドレスと一緒に郵送してIPアドレスの使用に認証制限をかけています。
「プロバイダ」の種類には
- OCN
- YahooBB
- BIGROBE
などがあります。利用者は契約の楽さや、付加サービスの内容に応じてどの「プロバイダ」にするか選ぶことになります。
ではスマホやモバイルルータといったモバイル系はどういう契約になっているのでしょうか?
実は、「回線業者」と「プロバイダ」を両方セットで契約しています。
モバイル系ですと、SIMと呼ばれる小さなカードにIPアドレスが登録された状態でモバイル端末に組み込まれて提供されています。
それにより、物理的な回線ではありませんがモバイル端末用に電波の通信環境が提供されるようになります。
CMでよく流れてくるドコモ、au、ソフトバンクはそのようなサービスを提供しながら、iPhone、Androidなどの端末と一緒にセットで販売しているビジネス形態になっています。
まとめ
ちょっとボリュームの多い記事となってしまいましたが、インターネットを利用するのにはこういった仕組みや、様々な契約とサービスを受けて利用できています。
少しではありますが、インターネット回線やスマホ、モバイルルータを利用する前に、どんな契約をするのかが多少わかって契約できるかと思います。
ちなみに、ネットワークエンジニアと呼ばれる通信インフラを支えているお仕事があります。
インターネットを使えるようにどこかの企業、地域、公共施設などのために見えないところで活躍されています。
+ITには通信インフラの構築を専門にお仕事している方もいるので、興味があればわいわい会や体験会でお声がけください。