VBA、SQL、Java(法人向け)コース担当の小川です。
さて今回は、プログラムを少しでも学ばれていて、もっと書けるようになりたい方に向けて、「プログラムを書けるようになるために必要なコト」について書きます。
プログラムを書くとき、みなさんはどこから始めますか?
プログラムを学び始めた頃だと、今わかっている範囲でといあえずプログラムを書いてみよう、という方が一般的には多いと思います。
これは私も含めてですが、まず書いてみようとすると、複雑なプログラムを書く場合は、「プログラムは読めるけど、実際に自力で書くと詰まる」、「プログラムを書いていると途中で続きをどう書いていけばよいかわからなくなる」といった課題によく出くわすことがあります。
色々、試行錯誤していくうちに、プログラムが複雑化しすぎてよくわからないものになってきたり、意味不明なデバッグエラーや実行エラーが起きた、などさらに課題が増える場合も少なくないと思います。
さて、プログラムを書くときに、一番初めに何からやればよいのでしょうか?
「プログラム」というのがわかりづらい方には、例えば東京からスペインのバルセロナへ旅行にいく場合を考えてみてください。
それだと、まずは、靴を履いて、家を出るところからスタートだ!!という方はほとんどいないと思います(笑)
バルセロナってどういう場所?どうやっていけばよいか?どれくらい時間と費用がかかる?などなど、調べること一杯ですよね。
ほとんどの人が、「旅行についての計画を立てる」のではないかと思います。そう、プログラミングも同じで「計画」が必要なのです。
もちろん、近場の旅行や以前いった場所への旅行など計画しない場合もあるように、プログラミングも難易度によって計画が必要かどうかは変わります。
プログラミングの計画 - すなわち、プログラム設計についてはここに記載できないくらいポイントがあるのですが、まずやっていただきたいことは、以下の3つです。
- プログラムの役割を明確にする
〇〇を△△するプログラム(ex. 税抜き金額を税込み金額として出力するプログラム) - プログラムの処理の流れを大まかに記載する
(ex. データを取り出す → 取り出したデータが整数かどうかをチェックする → 取り出したデータから税込み価格を計算する → 税込み価格を出力する) - プログラムで扱うべきもの(データ)を明確にする
(ex. 税抜き金額、税込み価格)
この流れで考えていき、その結果、3 のデータを扱い、2 に従ってプログラムを記載していけば、全体を俯瞰しながら意図したとおりのプログラムができるようになります。
このように、プログラムの対象をしっかり捉えてみるところから始めてみると、プログラミングがとてもやりやすくなるので、是非ご活用ください。
以上です。