
フリーランスとしてSESなどの常駐案件に参画したいと考えている方の中には、
「チームにちゃんと馴染めるかな…」という不安を持つ人も少なくありません。
会社員として長く働いてきた場合、組織の一員という感覚が当たり前になっていることもあり、
“フリーランス”としての距離感や立ち回り方に戸惑うこともあります。
ですが安心してください。常駐フリーランスは、あくまで「業務委託」ではありますが、
チームの一員としてうまくやっている人がほとんどです。
この記事では、常駐フリーランスが現場でうまくチームに馴染むためのコツ、会社員との違いを解説します。
フリーランスと会社員の「立場」の違いを理解しよう
常駐フリーランスと会社員との一番の違いは、「雇用契約があるかどうか」です。
会社員は企業と雇用契約を結んでおり、評価制度や昇給・人事異動などもあります。
一方、フリーランスは業務委託契約。
クライアントから仕事を“受けている”という立場なので、役職や社内制度などには関与しません。
そのため、無理に会社員と同じように振る舞う必要はありません。
ただし、「完全に別枠」でもなく、仕事をするうえでチームとの協調性は非常に重要です。
フリーランスだからこそ求められる「プロ意識」
フリーランスは、自由と引き換えに“成果”で評価されます。
勤務時間を守るのはもちろん、与えられたタスクを期限内に完了させる責任があります。
会社員よりも「自走力」が問われる場面が多く、
わからないことを自分で調べたり、周囲に聞いたりする姿勢も大切です。
反対に、「教えてもらって当たり前」「言われないと動かない」ようなスタンスだと、
信頼を失ってしまうリスクもあるので注意しましょう。
チームに馴染むためのポイント5つ
常駐フリーランスとして現場に入ったとき、初対面のメンバーがほとんどということも珍しくありません。
そこでスムーズに馴染むためのポイントを5つ紹介します。
1. 最初の挨拶はしっかりと
初日の印象はとても大事です。
「◯◯から来ました、◯◯と申します。よろしくお願いします」と簡単にでも挨拶をしておくことで、
相手も話しかけやすくなります。
2. 自分の立場を理解しておく
業務範囲や責任の範囲は契約で決まっています。
その上で、会社員に比べて「どこまで関与すべきか?」を意識しておくと、無理な働き方をせずに済みます。
3. チームのルールを早めに把握する
朝会の時間、コードレビューの流れ、チャットの使い方など、
現場によってルールは異なります。
最初に確認しておくと、トラブルを避けやすくなります。
4. ちょっとした雑談にも参加してみる
ずっと黙っていると「話しかけづらい人」と思われがちです。
ランチの話題や日常の雑談など、軽いコミュニケーションが信頼関係を作ります。
5. 適度な距離感を大切に
仲良くなりすぎる必要はありませんが、冷たくする必要もありません。
あくまで「仕事のパートナー」として、心地よい距離感で接するのがベストです。
会社員との付き合い方はどうする?
現場にはもちろん会社員もいます。
上下関係や社内政治に巻き込まれることも基本的にはありませんが、
協力してプロジェクトを進めていくためには、丁寧な対応が求められます。
例えば、報連相(報告・連絡・相談)はこまめに行うこと。
「この人に任せておけば大丈夫」と思ってもらえると、フリーランスとしての信頼が高まります。
あくまで「外部の人」ではあるけれど、「頼りにされる存在」を目指すのが理想的です。
孤独を感じたら、社外コミュニティを活用しよう
現場ではうまく立ち回れていても、
「相談できる人がいない」「孤独を感じる」といった声も、常駐フリーランスにはよくあります。
そんな時に心の支えになるのが、フリーランス同士のつながりです。
SNSやチャットツールでつながるのも良いですが、実績のあるコミュニティに入ることで、より質の高い情報交換が可能になります。
例えば+IT(プラスアイティー)が運営するコミュニティでは、
フリーランス限定の情報共有やキャリア相談、現場の裏話なども日常的に行われています。
周囲にフリーランス仲間がいないという方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
まとめ:常駐フリーランスは“外部”だけど“一員”
フリーランスは会社員とは違う立場ですが、現場では一緒に働く仲間の一人です。
距離感を保ちつつ、協調性を意識することで、スムーズにチームに馴染むことができます。
また、自分の立ち位置を正しく理解することで、
無理をせず、かつ信頼されるフリーランスとして活躍していくことができます。
「フリーランスって孤独じゃない?」「現場で浮かないかな?」と不安に思っている方も、
この記事の内容を参考に、自分なりの“良い距離感”を探してみてください。
もし現場での立ち回りや人間関係に悩んだら、お気軽にご相談ください。
一人で悩まず、仲間とつながることで道が開けることもあります。