
「転職するなら、冬のボーナスをもらってからにしようかな」
年末が近づくと、そんなことを考えるエンジニアも多いのではないでしょうか。
せっかく働いてきたのだから、もらえるボーナスはきちんともらってから転職したい。そう考えるのは自然なことです。
一方で、ボーナスの支給を待つことで、転職活動のタイミングを逃してしまうケースもあります。
今回は、20~30代のエンジニアが転職を考えるとき、冬のボーナスを待つべきか、転職活動を始めるタイミングとあわせて解説します。
冬のボーナスをもらってから転職するのはアリ?
結論として、冬のボーナスを受け取ってから退職するという選択肢はあります。
ただし、重要なのは「ボーナスをもらう日」と「転職活動を始める日」は別に考えることです。
転職活動は、求人を探して応募してから、面接、内定、退職手続き、引き継ぎと進んでいきます。
そのため、「ボーナスをもらってから転職活動を始めよう」と考えていると、想像以上に時間がかかることがあります。
「ボーナスをもらってから動く」必要はない
おすすめなのは、ボーナスの支給を待たずに情報収集を始めておくことです。
たとえば秋の段階で求人を見たり、転職エージェントに相談したりしておけば、自分の経験でどのような求人を狙えるのか把握できます。
そのうえで、ボーナス支給後に退職・入社のスケジュールを決める方法もあります。
「まだ転職すると決めていない」という段階でも、情報収集を始めること自体に問題はありません。
転職活動には意外と時間がかかる
転職活動というと、「求人を探して、面接を受けて、内定が出たら終わり」と考えてしまいがちです。
しかし実際には、応募先を比較したり、面接日程を調整したり、条件を確認したりする時間も必要です。
さらに、現在の会社への退職申し出や引き継ぎにも時間がかかります。
そのため、「○月には新しい環境で働きたい」というゴールから逆算することが大切です。
転職したい時期から逆算してみよう
たとえば「来年1月から新しい会社で働きたい」と考えている場合、12月に入ってから転職活動を始めるよりも、秋ごろから準備しておくほうがスケジュールに余裕を持てます。
9~10月に求人を調べ、応募先を検討する。
10~11月に面接を進め、条件を確認する。
11~12月に内定後の手続きや退職準備を進める、といった流れです。
もちろん、実際の期間は企業や現在の勤務先によって異なります。
大切なのは、「ボーナスをもらってから」ではなく「いつ転職したいか」から逆算することです。
ボーナスの支給条件は確認しておこう
もう一つ忘れてはいけないのが、現在の会社のボーナス支給条件です。
賞与の支給日や算定期間、支給条件などは会社によって異なります。
退職を決める前に、就業規則や会社の規定を確認しておきましょう。
「ボーナスをもらえると思っていたけれど、退職時期によって条件が変わった」ということを避けるためにも、事前確認は大切です。
ボーナスだけを理由に転職時期を決めるのではなく、転職先の条件や入社時期とのバランスを考えて判断しましょう。
20~30代エンジニアは「今の経験」を整理する
転職を考えるなら、ボーナスの金額だけではなく、自分のキャリアについても一度整理してみましょう。
20~30代のエンジニアは、これまで経験してきた業務や技術によって、次のキャリアの選択肢が広がっていく時期です。
「何年働いたか」だけではなく、どんな仕事をして、何ができるようになったのかを振り返ってみましょう。
開発、設計、テスト、インフラ、顧客との調整、チームのサポートなど、普段の業務の中にもアピールできる経験があります。
「もっと稼ぎたい」なら市場価値を知る
「今の給与が低い気がする」「もっと収入を上げたい」というのも、転職を考えるきっかけになります。
ただし、今の会社の給与だけを見ていても、自分の市場価値は分かりません。
同じような経験を持つエンジニアが、どのような求人や条件で募集されているのかを調べてみることが大切です。
求人を比較していくと、自分に足りないスキルや、逆に評価される経験が見えてくることもあります。
会社員だけでなくフリーランスも選択肢に
転職について調べていると、会社員として別の会社へ移る以外の働き方も目に入ってくるでしょう。
その一つが、フリーランスエンジニアです。
フリーランスというと、完全に自由な時間・場所で働くイメージがありますが、エンジニアの場合は週5日で常駐するスタイルもあります。
これまで培ってきたエンジニア経験を活かしながら、案件単位で仕事を選んでいく働き方です。
「いろいろなプロジェクトを経験したい」「会社の組織とは少し違う距離感で仕事をしたい」「自分のスキルを収入につなげたい」と考えている人なら、転職とあわせて調べてみる価値があります。
会社以外のエンジニアと話してみる
「転職したいけど、自分に何が向いているのか分からない」という場合は、会社以外のエンジニアと話してみるのもおすすめです。
普段、会社と自宅の往復が中心になっていると、どうしても自分の会社の働き方が基準になります。
転職した人やフリーランスとして働く人、副業に取り組む人と話すことで、知らなかった選択肢に気づけることがあります。
ITエンジニア同士のつながりを作りたいなら、+IT(プラスアイティー)が主催するコミュニティなどに参加してみるのも一つの方法です。
「まだ転職するか決めていない」という段階でも、外の世界を知るきっかけになります。
「ボーナスをもらう」ことと「キャリアを考える」ことは両立できる
冬のボーナスをもらってから転職するかどうかは、自分の状況に合わせて考えることが大切です。
ただし、ボーナスを待つことと、転職活動の準備を待つことは別です。
今の会社の制度を確認しながら、求人を調べたり、自分のスキルを整理したり、転職先の候補を探したりすることはできます。
「ボーナスをもらってから考えよう」と思っている人ほど、まずは今のうちに情報を集めておくと、選択肢を持った状態で年末を迎えられます。
まとめ:転職のタイミングは「ボーナス」だけで決めない
冬のボーナスは、これまで働いてきた成果の一つです。
だからこそ、受け取ってから転職したいと考えるのは自然なことです。
一方で、転職には準備や選考、退職手続きなどの時間が必要です。
「ボーナスをもらってから動く」のではなく、「転職したい時期から逆算して、今から準備する」ことを意識してみましょう。
転職だけでなく、常駐型フリーランスなども含めて働き方を比較してみると、「自分はこれからどう働きたいのか」が見えてくるかもしれません。
「今の経験ならどんな求人が狙える?」「転職とフリーランスで迷っている」「年収を上げるには何から始めればいい?」など、キャリアについて気になることがあれば、ぜひ気軽にご相談ください。
