DX(デジタルトランスフォーメーション)とは②ーデジタル化とDXの違いー

Excelコースを担当しております、松尾です。

前回に引き続き、DX(デジタルトランスフォーメーション)についての解説を連載しております。

過去連載はこちらです。
第1回:DX(デジタルトランスフォーメーション)とは①ー概要ー

今回はDXに至るまでの段階として、デジタル化とDXについて説明いたします。
DX推進と謳いながら、実際にはデジタル化に留まってしまっている例もあります。
両者の違いを確認していきましょう。

デジタル化とDX

国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センターによると、
デジタル化は「物理世界にあるものをそのままオンラインに移行するだけ」と定義されています。
一方でDXは「ICT(情報通信技術)を用い、物理世界に存在しない事象が実現した場合のことを指す」と定義されています。

この表現だけではなかなか理解しづらいと思いますので、具体例を交えて説明していきます。

デジタル化とDXの具体例

商品やサービスの改善に繋がる「お客様の声」を例に考えてみましょう。

従来は店舗を訪れたお客様に手書きでアンケートに回答してもらうことで要望を集めていました。
これをタブレットなどで入力してもらうことがデジタル化です。

そのうえで収集した「お客様の声」のデータを自動で分析し、
今後取り組むべきアクションを提示してくれるような 状態まで実現できると「DX」と呼べるでしょう。

今後世界で活躍するためにはDXが必要不可欠だと言われています。
それでは次回、日本でのDXをご紹介してきます。