
気がつけば、今年も残り4か月。
「そろそろ転職したい」「今の会社を辞めて、もっと条件の良い環境で働きたい」と思いながら、気づけば半年、1年と時間だけが過ぎていませんか?
エンジニアの場合、転職活動は準備から入社まで意外と時間がかかります。
そこで今回は、「年内に転職したいエンジニア」に向けて、9月から何を始めればよいのかを4か月から逆算して解説します。
9月:まずは「どんな働き方をしたいか」を整理する
9月に最初にやっておきたいのは、求人サイトを眺めることではありません。
まずは、転職して何を変えたいのかを整理してみましょう。
「給料を上げたい」「もっと開発経験を積みたい」「リモートで働きたい」「人間関係のストレスを減らしたい」など、理由は人それぞれです。
ここが曖昧なままだと、求人を見ても「どれも良さそう」「今の会社でもいいか」となり、転職活動が進みにくくなります。
会社を辞めたい理由を書き出してみる
おすすめなのは、現在の仕事について「嫌なこと」「変えたいこと」「残したいこと」をそれぞれ書き出す方法です。
たとえば「給料は上げたいけれど、残業は増やしたくない」「技術力を伸ばしたいけれど、管理職にはなりたくない」といった具合です。
自分が求めている条件が見えてくると、求人選びも一気に楽になります。
9月後半:市場価値を確認する
次にやりたいのが、自分の市場価値を知ることです。
「自分のスキルで、どれくらいの年収を狙えるのか」「今の経験は他社でも評価されるのか」は、転職を考えるうえで重要なポイントです。
特に20代~30代前半のエンジニアは、これまで経験してきた技術やプロジェクトによって、転職後の選択肢が大きく変わります。
転職サイトやエージェントで求人を眺めてみるだけでも、現在の自分に求められているスキルが見えてきます。
10月:職務経歴書とスキルを整理する
10月に入ったら、応募に向けた準備を進めましょう。
特に重要なのが、職務経歴書の作成です。
ここでありがちなのが、「○○の開発に参加しました」とだけ書いてしまうことです。
採用担当者が知りたいのは、単に参加した事実だけではありません。
「何を担当したのか」「どんな技術を使ったのか」「どんな課題を解決したのか」まで整理しておくと、自分の経験を伝えやすくなります。
実績が思いつかない人も大丈夫
「自分にはアピールできる実績がない」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、日々の業務を細かく振り返ってみると、意外とアピールできる経験はあります。
障害対応、顧客との調整、後輩のサポート、手順書の改善、業務効率化なども、立派な経験です。
普段当たり前にやっている仕事ほど、自分では価値に気づきにくいものです。
10月後半:求人を比較して応募する
準備ができたら、いよいよ求人を探します。
このとき、最初から1社に絞る必要はありません。
複数の求人を比較して、「自分がどこまで選べるのか」を知ることも転職活動の大切な目的です。
年収だけではなく、勤務地、リモート勤務の可否、残業、開発環境、担当する工程、キャリアパスなども確認しましょう。
「今より少し条件が良い会社」だけではなく、「今まで考えていなかった働き方」も見てみるのがおすすめです。
フリーランスという選択肢も調べてみる
転職活動を始めると、会社員以外の働き方が気になってくる人もいるでしょう。
たとえば、常駐型のフリーランスエンジニアという働き方があります。
週5日でクライアント先に常駐するなど、会社員に近いスタイルで働きながら、会社の社員とは異なる契約関係で仕事をする働き方です。
「いろいろな案件を経験したい」「自分のスキルを活かして収入を上げたい」「会社の組織や上下関係から少し距離を置きたい」と考えている人には、知っておいてほしい選択肢です。
転職だけをゴールにするのではなく、自分に合った働き方を探すという視点で情報収集してみましょう。
11月:面接と条件交渉を進める
11月は、面接を進めていく時期です。
ここで意識したいのが、企業から質問されることだけを考えないことです。
転職は、自分が企業を選ぶ機会でもあります。
「実際の勤務時間は?」「リモート勤務はどの程度可能?」「どんなチーム構成?」「入社後に期待される役割は?」など、気になることは確認しておきましょう。
入社してから「思っていた環境と違った」とならないためにも、面接は会社との相性を確認する場として活用することが大切です。
12月:退職・入社に向けて動く
無事に内定が決まったら、最後は退職と入社の準備です。
会社によっては退職の申し出から実際の退職まで時間がかかる場合があります。
そのため、年内入社を目指すなら、できるだけ早めに転職活動をスタートすることが重要です。
特に「年末年始にゆっくり休んで、1月から新しい会社」というスケジュールを考えている場合は、9月から動いておくことで余裕を持って進めやすくなります。
「転職するか分からない」段階でも動いていい
ここまで読んで、「でも、まだ本当に転職したいのか分からない」と思った方もいるかもしれません。
それでも問題ありません。
転職活動は、必ず転職しなければならないものではありません。
求人を見ることで自分の市場価値を知ったり、他社の給与水準を知ったりするだけでも、今後のキャリアを考える材料になります。
「今の会社も悪くない。でも、もっと面白い働き方があるかもしれない」
そんな気持ちから始めてもいいのです。
会社以外のエンジニアとつながってみる
転職やフリーランスを考えるなら、会社以外のエンジニアと話してみるのもおすすめです。
普段が「会社と家の往復」になっていると、自分の働き方が世の中のすべてに感じてしまうことがあります。
実際には、転職した人、フリーランスになった人、副業をしている人、リモートで全国から働いている人など、さまざまなエンジニアがいます。
ITエンジニア同士の交流を広げたいなら、+IT(プラスアイティー)のようなコミュニティを覗いてみるのもよいでしょう。
仕事とは少し違う場所で人と話すことで、「こんな働き方もあるんだ」と新しい選択肢が見つかるかもしれません。
まとめ:年内転職なら、9月は「準備開始」のタイミング
年内に転職したいエンジニアなら、9月は決して早すぎるタイミングではありません。
9月:転職理由と希望条件を整理する
10月:職務経歴書を作り、求人へ応募する
11月:面接・条件確認を進める
12月:退職・入社準備を進める
この流れを意識しておけば、残り4か月でも計画的に動きやすくなります。
「もっと稼ぎたい」「もっと経験を積みたい」「今の働き方を変えたい」と感じているなら、まずは情報収集から始めてみてください。
転職だけでなく、常駐型フリーランスなども含めて選択肢を比較すると、自分に合った働き方が見つかりやすくなります。
年末になってから「もっと早く動けばよかった」と思わないために、まずは今日、自分の市場価値を調べるところから始めてみましょう。
「自分の経験なら、どんな求人や働き方を狙える?」という段階でも大丈夫です。キャリアやフリーランスについて知りたいことがあれば、ぜひ気軽にご相談ください。
