Excelコースを担当しております、松尾です。
今回は、IT系の資格が転職に有利になるのか?について解説します。
結論からお伝えすると、IT系の資格があるからと言って転職が有利になるかというと必ずしもそうとはいえません。
ITの現場では資格より実務経験が重視されることが多いからです。
極端な例ですが、同じスキルを持っている求職者が2人いる場合、実務経験がないが資格を持っている人より
実務経験があって資格を持っていない人の方が「即戦力」という観点で採用されやすい傾向があります。
IT系の資格は持っていても全く意味がないのか、と思われるかもしれません。
しかし資格を取得するメリットはあります。
1つ目は、試験範囲の分野について知識を身に付けることができるということです。
ITに限らず自己学習を進めるうえでなにをどのように勉強したらよいかわからない、という経験をされた方も多いのではないでしょうか。
そのような状況においては「資格を取得する」ことを目標に置くことで以下の通り勉強を進めやすくなります。
1:勉強すべき範囲を明確にできる
2:勉強する際の教材(=試験の参考資料)が選びやすい
3:勉強の進め方がわかりやすい(=参考資料に沿って学習を進められる)
「資格を持っている」ことよりも「資格取得を目指すために勉強することで自分の知識・スキルを高めていける」というメリットがあります。
2つ目は、自身のスキル・知識を客観的に表す材料になるということです。
資格より現場経験が重視されるとはいえ、面接の場では緊張してしまい自分自身の知識やスキルをうまく伝えられない可能性もあります。
資格を持っていると求職者がどのような知識やスキルを持っているのかを面接官が把握しやすくなります。
3つ目は、自己学習を行うなど、継続的に自分自身の知識やスキルを高めていくことに意欲的であることをアピールできます。
IT技術が発展するスピードはますます速くなっており、最新技術に対する情報を収集することやスキルを習得することが求められます。
業務時間以外の時間を使って少しでも知識やスキルを身に付けていく意欲があることは評価されるポイントだと考えられます。
以上のことから、資格を取得する際は現在の自分の知識やスキルより少し背伸びした内容の資格取得を目指すのがよいと思います。
おまけ
もしITの知識に自信がない方はすべての社会人にとって備えておくべきIT知識を学ぶことができる「ITパスポート」の取得をおすすめします。
ITパスポート詳細はこちら
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ip.html
これからITエンジニアとして活躍していきたいと考えている方は、基本情報技術者試験をおすすめします。
基本情報技術者試験の詳細はこちら
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html
今回はIT業界未経験者向けにおすすめの資格をご案内しましたが、IT系の資格はさまざまな種類があります。
もしIT業界で働いしている人に資格について話を聞いてみたい、相談してみたいという方はぜひ「わいわい会」にお越しください。