フリーランスエンジニア必見!月収20~30万でもできる節税術

フリーランスのエンジニアとして働き始めると、会社員時代と比べて税金の負担が大きく感じることがあるかもしれません。しかし、しっかりとした知識を持ち、適切に対策をすることで、手元に残るお金を増やすことができます。今回は、月収20~30万円のフリーランスエンジニアでも実践できる節税術を紹介します。

1. 開業届と青色申告の提出を忘れずに!
フリーランスとして働き始めたら、まず「開業届」と「青色申告承認申請書」を税務署に提出しましょう。
開業届とは?
個人事業主として事業を開始したことを税務署に申告する書類です。これを出さないと税務上「ただの無職」になってしまい、経費計上が難しくなります。
青色申告のメリット
青色申告をすることで、最大65万円の控除を受けられます。つまり、課税対象となる所得がその分減るため、節税効果が高いです。記帳が必要になりますが、会計ソフトを使えばそこまで難しくありません。
おすすめの会計ソフト:

  • freee
  • マネーフォワードクラウド
  • 弥生会計オンライン

2. 経費をしっかり計上する
フリーランスになると、自分で仕事に関する出費を「経費」として申告できます。これを活用しない手はありません。
経費になるものの例
費用項目具体例
PC・周辺機器ᅠノートPC、ディスプレイ、キーボード、マウスなど
通信費ᅠインターネット回線、スマホ料金
交通費ᅠクライアント先への移動費、電車代、ガソリン代
家賃ᅠ自宅の一部を仕事用スペースとして使用する場合、家賃の一部を経費計上可能
書籍・勉強代ᅠ技術書、オンラインスクール、セミナー代
経費計上を適切に行うことで、所得税や住民税の負担を軽減できます。

3. 小規模企業共済で節税+将来の備えを
フリーランスには退職金がないため、将来の資金を自分で準備する必要があります。その対策として「小規模企業共済」を活用しましょう。
小規模企業共済とは?

  • フリーランスや個人事業主向けの退職金制度
  • 毎月1,000円~7万円まで積み立て可能
  • 掛金が全額所得控除になる(=節税効果大)
  • 事業を廃業する際に退職金のように受け取れる

毎月3万円積み立てると年間36万円の所得控除になり、税金が大幅に減ります。無理のない範囲でコツコツ積み立てるのがおすすめです。

4. iDeCo(個人型確定拠出年金)を活用する
フリーランスは厚生年金がなく、老後の年金額が少なくなりがちです。iDeCo(個人型確定拠出年金)を活用することで、老後資金を準備しながら節税ができます。
iDeCoのメリット

  • 掛金が全額所得控除になる
  • 運用益が非課税
  • 60歳以降に受け取れる(退職金・年金として)

フリーランスは最大月額6.8万円まで積み立て可能。税制優遇が大きいので、余裕があれば積極的に活用しましょう。

5. インボイス制度対策で賢く節税
2023年10月から導入されたインボイス制度により、フリーランスも消費税の扱いに注意が必要になりました。
インボイス制度のポイント

  • 課税事業者にならない場合、取引先から消費税分の値引きを求められる可能性がある
  • 課税事業者になると、消費税を納める義務が発生する

年商1,000万円以下なら免税事業者を選ぶのもアリですが、取引先との契約条件をよく確認しながら対応しましょう。

6. 住民税・国民健康保険料を抑える工夫
フリーランスは住民税や国民健康保険料の負担が大きくなりがちです。
負担を抑える方法

  • ふるさと納税を活用し、税負担を減らしつつお得な返礼品を受け取る
  • 国民健康保険の軽減措置を自治体に確認(低所得者向けの減免制度あり)
  • 翌年の住民税を抑えるため、経費を適切に計上する

7. まとめ:賢く節税して自由な働き方を手に入れよう!
フリーランスとして働くなら、節税対策をしっかり行うことで手元に残るお金を増やし、より自由な生活を実現できます。
まずは開業届&青色申告を提出!
経費をしっかり計上して税金を減らす!
小規模企業共済&iDeCoで将来の備えと節税を両立!
インボイス制度に対応して賢く働く!
住民税・国民健康保険料の負担を軽減!
賢く節税して、フリーランス生活を充実させましょう!